皆さんは、この地獄のトレーニング書、
プリズナートレーニングを
知っているだろうか?
私は、今年(2020)の8月まで知らなかった。
こんな素晴らしい本があるとは、、、、、。
具体的に何が書いてあるかというと
自重筋トレで極限まで鍛えることができるよってことを
極悪刑務所出身の元囚人が執筆して出版しちゃったってことです。
このプリズナートレーニングは、刑務所という限られた敷地内で
本当の生きるか死ぬかの戦いをしているひとたちが自分の身を守るために囚人から囚人へ受け継がれた秘密の書です。
元々、昔の人たちも自重トレーニングで鍛えて最強の肉体を作っていたけども
ボディービルが盛んになった20世紀後半からバーベルとマシンによって大切な自重トレーニングが下火になってしまった。
しかし、刑務所では、限られたトレーニングマシンしかないので自重トレーニングの方法が
隔離された世界により確実に受け継がれていき生死をかけた戦いができる最強の肉体を
作ることの手助けになったのです。
なので、本当に使える体を手に入れることができるトレーニングがプリズナートレーニングです。
んで、どんな方法なの?????
ビッグ6
【運動のタイプ】 働く主な筋肉グループ
【1】プッシュアップ:胸筋(大および小)、三角筋前部、上腕三頭筋
【2】スクワット:大腿四頭筋、臀筋(臀部)、ハムストリングス、内腿、股関節、ふくらはぎ、足
【3】プルアップ:広背筋(ウイング)、円筋、菱形筋、僧帽筋、上腕二頭筋、前腕、手
【4】レッグレイズ:腹直筋(シックスパック)、腹斜筋(ウエストの筋肉)、鋸筋、肋間筋、横隔膜、腹横筋、グリップ、大腿直筋(大腿四頭筋)、縫工筋(大腿四頭筋)、股関節前部の筋肉
【5】ブリッジ:すべての脊椎筋、下背部、股関節後部の筋肉、大腿二頭筋(脚の二頭筋)
【6】ハンドスタンド・プッシュアップ:上腕三頭筋、肩帯、僧帽筋、手、指、前腕
超簡単に説明してしまうと、この上記記載のビック6をただひたすらに鍛えなさいよって話です。
このビック6一つにつき10段階のStepが書いてありそれを着実にこなして最後のStep10を目指そーってのがこの本の内容です。
なんだそんなことか簡単じゃないかって思いましたか?
じゃー最後のStep10にあたるマスターステップがどんなもんか紹介しましょう。
マスターステップ
【動作タイプ】 マスターステップ
【1】プッシュアップ:片手腕立て伏せ 100回1セット(片腕ずつ)
【2】スクワット:片足スクワット 50回2セット(片足ずつ)
【3】プルアップ:片手懸垂 6回2セット(片腕ずつ)
【4】レッグレイズ:鉄棒にぶら下がって足を垂直に伸ばしその足を
床面と平行の90°まで腹筋を使って曲げる 30回 2セット
(動画を探したけどありませんでした、超人過ぎるから出来る人が限られている?)
【5】ブリッジ:立った状態からブリッジの状態にしてそこからまた立った状態に戻ってくる
10-30回 2セット
【6】ハンドスタンド:片手逆立ち腕立て伏せ 5回 1セット(片腕ずつ)
(動画を探したけどありませんでした、超人過ぎるから出来る人が限られている?)
こんなの誰ができるん????
一流アスリートでもこの領域に達するのは、非常に難しいと思います。でも、Step1から順番に歩んでいけば、確実にStep10に到達できるそうです、、、、、、本当かいな(笑)
逆立ち片手腕立て伏せ(Step10)のページ(P282)に
【少なくとも3年あるいはそれ以上をかけて動作を研究することにある。3年後にストロングマンになっていない手はない。そうだろう?】
かなり挑発的なコメントを残して男のいや、、、、、、
漢の気持ちを高めてこの本の全てのStep達成を
鼓舞してくるあたりも流石は、囚人と言わざるを得ないところです。
本書の内容の濃さ
プリズナートレーニングの表紙を見ると内容が軽薄でトレーニングの仕方がたくさん書いてあるんだろうなーって思いがちですが、科学的かつ理論的にいかに自重トレーニングにメリットがあるかを説明してくれます。本当に内容の濃い筋トレ本でビックリしました。
このふざけたタイトルとビスケット・オリバの表紙、そしてアマゾンレビューの高さに惹かれて本書を購入したら筋肉の勉強をさせられることになったのも本書を買ってよかった点です。
内容をここに書いていたらいつまで経っても書き終わることがなくなりますので、気になる方は、是非本書を購入してプリズナートレーニングに入門してください。
一緒に地獄に落ちて
そして、Step10をいつか達成して
地獄から抜け出しましょう!!!