先日、住宅会社が主催するセミナーに行ってきました。
そこで住宅を購入する前に皆さんに
絶対知っておいて損はない3つのことを発見しました。
それをこれから住宅購入を考えられてる方、考えてないけど将来は欲しい方に
是非ともシェアしておきたいと思いましたのでここで発表します。
目次
3つのポイントの紹介
先に、住宅を購入にするにあたって大切な3つのポイントをお伝えいたします。
- 最も重要なのは性能(特にC値)
- 住宅価格は購入金額だけではない
- UA値(高断熱性能)
上記3つのポイントをできるだけ簡素に分かりやすく説明いたします。
C値(相当隙間面積)
(例) 床面積100m2(平方メートル)の家で、C値が1.0の場合、
建物全体の隙間を集めると100cm2(正方形10×10cm相当)あるという意味です。
・測定方法
実際に建てられた建物内で、専門の気密測定試験機を使って行います。
数値が小さいほど優れた気密性をもつ建物です。
・なんでC値が重要なの?
なぜこの値が重要になってくるかというとこの値が低いと下記のメリットがあります
- 省エネルギーに貢献する(高気密のため室内外の空気を分断することにより省エネ)
- 換気効率がよくなる(高気密住宅は、機械等で24時間換気を行うことが義務化のため)
- 湿度のコントロールに貢献する(外部からの湿気の侵入が少なくなるため)
- 室内空気の安全性(高気密住宅は換気設備によって24時間換気を行うことが義務化のため)
以上4点の理由によりC値は低い方が良いのです。あんまり低さに拘るとコストが上がります(笑)
・C値は絶対変わることのない数字ではない
原因は、木材の収縮や窓やドアなどを何度も開閉することためです。
C値の劣化は人が家で生活する以上は避けられない問題です。ただし、
C値の劣化は新築から最初の2年間ほどで、その後は安定するとも言われています
結果→新築時は、劣化を見越してC値ができるだけ低い方が良いと判断できる。
・じゃどれくらいのC値がいいの?
上記のかっこ内の補足をすると、
営業マンが『モデルハウスは0.3以下です、これと同じ技術で建築しています。』とか言います。
モデルハウスが良くても『自分の住む家がダメ』なら意味ないです。
なので建築した全戸の平均C値を出しているところの方が信頼は高いということです。
住宅価格
1000万円でこの家建てましたー!!!!みたいな広告を見たことがありませんか?
そんなことは絶対あり得ません。
なぜなら、住宅を購入するにあたって住宅価格以外にたくさんかかる費用があります。
それを知った上で住宅購入するのが基本です。
・住宅を購入するにあたってかかる費用
例をあげるとこんな感じになります。
- 土地金額・・・1200万円
- 本体金額・・・1800万円
- 外構工事費用・・・200万円
- 諸経費・・・100万円
- 付帯費用・・・100万円
- 各種税金(消費税、不動産取得税、登録免許税)・・・300万円
- メンテナンス費用・・・300ー1000万円
- 光熱費・・・???
- 住宅ローン利息・・・???
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、驚愕したでしょう。
こんなにかかるんかい!!!って私も思いました。
・住宅メーカーの営業マンを鵜吞みにしてはいけない
よくあるのが『うちは他社と比べて坪単価がお求めやすい価格で建築しています』
じゃー品質が悪いんじゃないの?って質問すると
『OO(数字で表示してくる)の販売実績(棟数、満足度%、等)があるので
大量生産することが可能になり建築資材も他所と差がなくお客様に提供できています』
こんな感じです。確かに数字に嘘はありませんがもっと深く考えて住宅メーカーを選択しましょう。
安いものを購入すると耐久性や安全性、快適性が下がることはみんな知ってます。
安い服を購入したことはないですか?それを30年も着続けますか?
古着って考え方もあると思いますけど、、、、、(笑)
でも、住宅の場合、安い家を買ったらそれをパッチワークで補修しまくった服みたいに
着続ける(家の場合は、住み続ける)ことができますか?
そういうことを言っています。ケチってはいけないところをケチると大変なことになります。
UA値(高断熱性能)
【UA値】とは、簡素に言えば、「家からどれくらい熱が失われるか?」です。
正確には、「屋根や天井、外壁、床、窓などから失われる熱量」を
「外皮面積」(外皮=天井、壁、床、窓等)で割って求めます。単位は「W/㎡K」です。
UA値が低ければ低いほど熱が失われにくく、断熱性能が高いといえます。
・Q値(「熱損失係数」)ってなによ?
断熱性能の話になるとQ値って聞くけどあれはなに?思ったことがある人は手を挙げて✋
Q値を簡単に言うと、「家からどれくらい熱が失われるか?」ということです。
えぇ?こいつ馬鹿なん??UA値と同じことを言ってるじゃん。って思った方は手を挙げて✋
はい、その疑問に答えます。計算の仕方がUA値と少し違います。
UA値=「屋根や天井、外壁、床、窓などから失われる熱量」÷「外皮面積」
Q値=「屋根や天井、外壁、床、窓、換気などから失われる熱量」÷「延べ床面積」
この計算方法の違いによって下記のメリット、デメリットが生じます。
- 「実際の断熱性能」に近いのはQ値(Q値は「換気による熱損失」を考えているUA値は✖)
- UA値は家のサイズの影響が少ない(Q値は「家が小さい」ほど数値が大きくなる傾向)
また、Q値やUA値は、窓の大きさ、断熱材の厚さ等の影響を受けるので注意してください
上記の内容を考慮した上で住宅メーカー選びを行うことがとても大切でしょう。
・実際どうすりゃいいの?
この上記の数字を一つの目安としましょう。
住宅メーカー選びは、Q値とC値だけでは判断できないので
自分が住宅に何を欲しているか?求めているのか?
それを明確することにより住宅メーカー選びがスムーズに進むでしょう。
まとめ
自宅購入を検討する際は、下記、三点を心に刻んでおくこと!!!
- C値=最低1.0以下を選択する。(C値測定全戸採用している店が優良店)
- 坪単価で住宅メーカーの品質を判断するのは無意味(総額価格を見極めること)
- UA値=0.5以下の住宅メーカーを選択する。(多要素考慮で数値の許容範囲を設ける)
頼むからみんな騙されないように!!!!!!
締め
もう眠いねる。お疲れ俺。
参考文献サイト
C値の説明☟
UA値の説明☟
参考文献(本)
後悔しない住宅購入のための基礎知識講座ー賢い家づくり勉強会ー
発行 一般社団法人 住宅不動産資産価値保全保証協会
UA値=0.5以下の住宅メーカーを選択する。
(窓や断熱材の考慮で数値の許容範囲を設ける)