どーも、一日に読書時間を2時間以上は使っているひさみちです。
電子書籍やブログ記事等も含んでます。
活字を読むって本当に素晴らしいですよね。でも、一回読んだだけじゃほとんど忘れてしまいます。
ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスが発表した「エビングハウスの忘却曲線」によって
人間はすぐ忘れますよーってのが証明されてますよ。なので、大切なことは反復が必要です。
『エビングハウスの忘却曲線』について詳しく知りたい方はこれ読んで☟
前置はこのくらいにして9回も私が読んだ本をご紹介します。
それではいってみよー!!!
自分の中に毒を持て
はい、見出しを見てピーンときた方は完全に彼のファンですね。
そうです、この名著を執筆されたのは日本が誇る大芸術家【岡本太郎】さんです。
それがこれ☟
もうこの本が最高なんですよ。私はドハマりした名著でしたね。
岡本太郎さんの人生って戦いの連続なんですよね。それを自分の人生を使って証明しているから
凄いとしか言いようがないんですよ。そして、目茶苦茶厳しい発言するから厳しい人かなって
思うけども、この本を読むと岡本太郎さんがなんて愛に溢れた人なのかって驚嘆しました。
やっぱり愛が大きいからこそ偉大な芸術作品や芸術活動をすることができたと納得しました。
簡単な太郎さんの略歴
岡本 太郎(おかもと たろう、1911年(明治44年)2月26日 -1996年(平成8年)1月7日)
日本の芸術家です。
これだけ見ると『え?』ってなるかもしれないんですけど、
1970年(昭和45年)に大阪で万国博覧会が開催されることになりその目玉の芸術作品を色々な人に
主催者が依頼していたんですよね。でも、みんな批評や論評を怖がって
それを承諾しなかったんですよ。そこで奇才の変人と言われていた太郎さんに依頼がきて
太郎さんは、勿論、承諾しております。「とにかくべらぼうなものを作ってやる」と言い放ってる
ところも本当にかっこいいですよね。岡本太郎さん最高ですよ。
そして、太陽の塔が完成した時に日本の知識人や芸術家等から大批判を浴びたんですよね。
なんだあの変なのは?万国が終わったら即刻壊すべき等のコメントがあったんですよね。
でも、いざ万国が開催されて世界中から日本に外国人が訪れると太陽の塔が大絶賛されたんですよ。
そうすると、今まで批判してた人たちが意見を変えて評価も変えて存続することになったんですよ。
岡本太郎さんの貫く力がないとこの太陽の塔は完成しなかったしこんなにも素晴らしい思想を
自分の人生を使って後世に残すこともできなかったです。ありがとう、太郎さん。
太郎さんの紹介はこれぐらいにしときます。書き出したら切りがないくらい素敵な人です。
本の内容
初版が1993年8月15日です。なので、岡本太郎さんが80歳ぐらいに書いた本です。
80歳ぐらいの時に書いた本だけあってもうありのまんまの岡本太郎さんの人生観が
書かれています。本当に素晴らしい内容です。恋愛、哲学、芸術、日本文化等様々です。
太郎さんは、分業化に否定的な考え方を持っていました。
なぜかというと現代のような分業化が起こるとみんなが一つの歯車にようになって
人間的な要素を失うから駄目だとおっしゃっています。だから、太郎さんは色々やる。
下手くそでも笑われてもいいからやってみる、それが人間らしくて素晴らしいじゃないか
生きてるってことじゃないかって言うことを感じて欲しいとおっしゃっています。
こんなことを言えるって本当に凄くないですか?
まさに現代は、分業化が起こり専門分野以外のことは無知の人が多くなってしまいました。
効率重視の世の中である現代は、人間らしさを失っている気がします。
人間らしく生きるということは、情熱があれば周りに無駄と言われることもやるし
ただ単純な好奇心で何かを作ったりもしますよね。小さい時は、みんなそうなんですよ。
無目的に行動してることが楽しかったりそれが人間らしさでもあるんですよ。
それを失わないためには、芸術活動をすることが大事だとおっしゃっています。
芸術というと何も絵を書いたり音楽をしろってことを言っているわけではなく
芸術ってのは、生きることそのものだとおっしゃっています。
【ぼくが芸術というのは、生きることそのものである。
人間として最も強烈に生きる者、無条件に生命をつき出し爆発する、
その生き方こそが芸術なのだということを強調したい。】
自分の中に毒を持て P190
締め
私は、かなり影響されやすいミーハータイプなのかもしれませんが
太郎さんが推奨する【芸術・政治・経済】の三権分立を推していきたいと思います。
芸術の中には、人間的な要素の人間らしく生きるこそ政治や経済が成り立ちますよ。
人間らしく生きることができなければ、幸福になれないよってことをおっしゃっています。
なんて素晴らしい人なんだ。こんな大きな愛ある人に俺はなりたい!!!!
だけど、私はなれないです。これは岡本太郎さんの人生であり俺の人生ではない。
なので、学べるところは学んで自分らしく芸術的(人間らしく)に生きていきます。
お わ り